惜しまれつつも一時は閉店した河童軒が数年前に復活。名護市民だけでなく沖縄県民が愛する餃子がここにある
餃子の河童軒へのアクセスは、名護市の市民駐車場を利用するのが便利。昭和レトロ風情のスナック通りを抜け、歩いて数分。「餃子」と書かれた大きな提灯が目印。一目でこの店の推しメニューが分かるシンプルさと潔さ。夜中まで空いてるので、飲み会後の〆餃子&スタミナラーメンはおすすめ。沖縄のお店って日曜定休のところが多いけれど(儲ける気がないのかしら)、「餃子の河童軒」は日曜も営業。市民・県民の味方。定休日は水曜日。店内は禁煙。支払いは現金のみだったはず。
店内はカウンター、お座敷、テーブルと、一人でもファミリーでも大人数でも利用しやすい。店内のポスターは最新のものと昭和のものが混在。めちゃいい雰囲気を出してる。テレビもあるし、つい長居してしまう。
餃子の河童軒という店名だから、一押しメニューは餃子。パンチの効いたニンニクに旨味凝縮の肉と野菜がたっぷり。具はぎっしりパンパンに詰まっています。もう一つおすすめはスタミナラーメン。沖縄には豚モツを使った中味汁という料理があるけれど、それを中華ラーメンにアレンジしたもの。このスタミナラーメンはトロトロ味噌モツのインパクトがあります。中味汁や内地のガッツリ系のラーメンとは一線を画す、沖縄流スタミナラーメン。
まずはオリオンビールとやみつきマーラージャン冷奴で、本命の餃子の登場を待つ。
これが、河童軒の餃子。手作り餃子の皮は厚すぎず薄すぎず。やわらかくてモチモチ系の餃子。もちろん表面はパリッと。パカッと割ってみると、ニラと生姜が香る。ご覧の通り具はパンパン。皮とのバランスも良い。一人前なんてあっという間に平らげちゃうので、2人前推奨。公式ページには「自家製手作り焼き餃子1日100人前限定」とあるので、確実に食べたければ、出来るだけ開店に合わせて行った方が良いです。
たまには他のメニューも食べようと思い、チャーハン(小)とエビチリも注文。エビチリはプリプリで甘味とほんのり酸味。昭和時代の町中華でよく食べたような、記憶を刺激する味。チャーハンはしっとり系。こちらも昭和の面影を蘇らせてくれる味。どちらも昭和世代にはたまらない。
スタミナラーメンは、味噌モツ中味汁と中華そばを掛け合わせたようなもの。そこまでガッツリ系ではないけれど、刻みニンニクはしっかり効いている。モツはやわらかく、スープの中にはトロトロ状態のモツも。このラーメンに生卵落として食べたい、と思うのは私だけでしょうか。
餃子の河童軒は昭和時代から続く、いにしえの餃子店(町中華)。名護を訪れる際はぜひ立ち寄ってみて。以上、名護市の「餃子の河童軒」でした。ありがとうございました。